「落ちてもいいや」と思った選考が、Web業界への入口だった(社員インタビュー #Webメディア運営)

みなさん、こんにちは。株式会社カジヤです。 本日は、弊社の社員インタビューをお届けします。
今回話を聞いたのは、本多さん。未経験からWebメディア運用、マーケターとしてキャリアをスタートさせたメンバーです。彼の前職は、建設業界の営業職。「制作から顧客まで一貫して関わりたい」という想いを胸に、全くの異業種へ飛び込んできました。
なぜ彼は大きなキャリアチェンジを決断したのか、そして成長の過程で何を大切にしているのか。彼の仕事観から、カジヤのカルチャーを感じていただけると嬉しいです。

来歴
本多 大地 28歳 2025年4月入社
吊り具専門商社で約3年間営業職として勤務。その後、職業訓練校にてWebスキルを習得し、未経験からWeb業界へ転身。現在は株式会社カジヤのWebメディア運用担当として勤務。

会社の拡大戦略と、自身の「お客様と向き合う」という姿勢のズレ

Q.前職ではどのようなお仕事をされていたのですか?

前職では、吊り具の専門商社にて、営業職として約3年間勤務していました。
主に建設業界の工事業者様に向けて、現場で使われる製品の提案営業を行ったり、現場の打ち合わせに参加して、必要な製品とその数量の洗い出しが主な業務でした。時には広めの講堂でプレゼンなどを行うこともありました。
もともとは人見知りな性格でしたが、営業の仕事を通じて、人と話すことに対する苦手意識が少しずつ和らいでいきました。
特に、お客様の反応や感情に直接触れられることが、自分にとって大きなモチベーションになっていたと思います。「喜んでもらえること」が、自分にとってのやりがいでしたね。

Q. 退職された理由を教えてください。

一番大きな理由は、会社の方針転換です。
役員が交代してから、「中小企業への丁寧な営業スタイル」から「ゼネコンや大手企業との取引強化」に舵が切られたんです。それが自分にはどうしても合いませんでした。
もともと未経験者を多く採用していて、現場でお客様に育ててもらう環境だったので、「支えてくれたお客様を大事にしなきゃいけない」という思いがあったんです。それを軽視してまで拡大路線に向かうことに疑問を感じるようになりました。
このままモヤモヤした気持ちを抱えながら働き続けるのは、自分にとって違うのではないかと感じるようになり、理想の働き方をあらためて見つめ直しました。
考えていく中で、「製造や制作の現場に携わりながら、お客様とも接点を持ちたい」という想いが、自分にとっての軸だと気づいたんです。その理想がはっきりしてからは、さまざまな業界について調べるようになりました。
情報を集める中で、自分のやりたいことが実現できそうだと感じたのが、Web・IT業界だったんです。ものづくりの要素がありながら、人と関わる機会もある。これまでの経験も活かしながら、新たなチャレンジができると感じました。

前職にて常に腰にぶら下げていた道具

ゼロから5ヶ月、職業訓練校で基礎を学び、未経験からWeb業界へ挑戦

Q. 転職活動はどのように進めていったのでしょうか?

まずは求人サイトで未経験OKの求人を中心に探し始めました。IT業界の入り口として多く紹介されていたのがSES(システムエンジニアリングサービス)系の求人でしたが、調べていくうちに、自分が希望するキャリアの積み方とは少し違うのではないかと感じました。
当時27歳ということもあり、できるだけ早くスキルを身につけ、実践的に学んでいきたいと考えていたため、より自分に合った働き方ができる環境を探すことにしました。
ただ、未経験からスタートできるWeb制作会社の求人はあまり多くなく、選択肢の幅に悩んでいたときに、ハローワークで職業訓練校の存在を知りました。
集中して学べる環境であれば、自分に必要なスキルをしっかりと身につけられると思い、退職と入校を決意。3ヶ月かけて引き継ぎを行い、新たなスタートの準備を進めました。

Q. 訓練校ではどんな学びを得られましたか?

およそ5ヶ月間でコーディング、デザイン、Webマーケティングなど、制作から分析まで幅広く学びました。サイトの制作から公開・分析までを網羅的に学べたのが非常に有益でした。
最初は本当にゼロからのスタートだったので、ついていくのに必死だったんです。でも、自分で書いたコードが形になる楽しさがあって、日々の成長が励みになりました。

Q. 就職活動ではどんなことを意識されましたか?

学び始めて3ヶ月くらい経ったタイミングで、就職活動をスタートしました。
Web業界と一言で言っても、デザインから開発、マーケティングまで多くの職種が関わる業界であることを知って、「自分に向いているのはどこだろう」と真剣に考えたんです。
コーディングやデザインも面白かったんですが、「楽しい」より「強みを活かせるかどうか」で考えた結果、ディレクターやマーケター系が向いていると感じました。前職での営業経験がある分、技術より人と関わることの方が性に合っている気がしたんです。
それで、マーケティングやディレクター職を中心に、求人に応募していきました。

面接を受けたとき、最初は「落ちてもいいや」と思っていました

Q. カジヤとの出会いについて教えてください。

実は、最初は応募する気はなかったんです。
求人サイトでカジヤを見つけたとき、すでに2社から内定をいただいていて、そのうち1社とは会食まで済ませていたんです。さらに、当時のカジヤの求人は「経験者募集」だったので、「自分には関係ない」とスルーしていました。
ですが、どうにも気になって、求人票や会社のHPを何度も見返してたんです。
というのも、自社内で業務を完結させていることや、業務領域の広さに「いろんな経験ができるんじゃないか」と強く惹かれたんです。
このまま受けずに他の会社に入社してしまったら、「カジヤってどんな会社だったんだろう」と気になり続けるかもしれないと感じたので、
それなら「ダメ元でも受けて、もし落ちても縁がなかったと諦めがつく」と思い、応募を決めました。

入社後に作っていただいた名刺

Q. カジヤの内定をもらったとき、どんな気持ちでしたか?

電話で内定のご連絡をいただいたときは、本当に驚きました。正直、落ちていると思っていたんです。
ただ、すでに内定をいただいていた企業もあったので、辞退も考えました。
それでも、自分が理想とする働き方に一番近いのはどこかを改めて考えたとき、やはりカジヤだと感じたんです。
その思いから、最終的に入社を決意しました。

Webの仕事って、思ってたよりもずっと「思いやり」が必要なんだと入社してから知りました

Q. 実際に入社してみて、どんなことを感じましたか?

Webの仕事って、もっと単調なものかと思っていたんです。
でも実際は、論理的思考力や多角的な視点が求められるし、リサーチや企画、分析なども含めて考えることや見るべきものが多岐にわたると分かりました。
中でも強く感じたのは、「関わる人への思いやり」の大切さ。
ユーザーに役立つ情報を届けること、クライアントの求める成果を実現すること、どちらも相手の立場に立てているかどうかがカギなんだなと日々実感しています。

社員旅行で行った大阪万博

Q. 未経験からの入社で、苦労していることはありますか?

成果物に対して「なぜその内容になったのか」「その判断にどんな根拠があるのか」といった、すべての要素にデータやロジックが求められる点が難しいなと感じています。
思いやりを持って仕事に取り組んでいるつもりでも、自分の視点が足りなかったり、分析が甘かったり・・・。そのたびに、まだまだ考えが浅いと痛感します。
ただ、どれだけ考えても、最終的には「やってみる」ことが大切だと思っています。実際に手を動かし、失敗を経験し、そこから学んでいく。そうした積み重ねが、自信にも、成長にもつながると信じて日々取り組んでいます。

Q. 今後の目標を教えてください。

まずは、仕事で使う各種ツールをしっかり使いこなせるようになること。
特に、数値分析のスキルを磨いて、データに基づいた施策を打てるようになりたいです。
それと、読み手にとって「読みやすく」「価値のある」記事やコンテンツを作れるようになりたいです。

おわりに

今回は、異業種からWebの世界へ飛び込んだ新人社員のリアルな声をお届けしました。

もし少しでも弊社カジヤに興味を持っていただけたら、ぜひ下記のリンクからHPをご覧ください。

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