EC-CUBEの販売種別を解説

執筆者情報
中村 圭介
株式会社カジヤ/代表取締役 男性向けファッション通販サイト運営の会社を経験し、現職に至る。デザインや開発から、ECやメディアのコンサルティングまでを一貫して行う。お付き合いのあるお客様の事業を成功に導けるように、再現性のある成長支援ができる会社を目指す。

1. 販売種別とは?

EC-CUBEには「販売種別」という設定があり、商品規格(ProductClass)と、配送方法(Delivery)毎に1つの販売種別を設定できます。

販売種別が異なる商品はカートが分かれるようになっており、同時に決済ができないようになっていて、この設定を元にして商品の同時注文の制御や、配送方法の切り分けを行うことができます。

デフォルトでは「販売種別A」「販売種別B」の2つの販売種別が登録されており、「システム設定>マスタデータ管理」から追加や編集を行うことが可能です。

EC-CUBE4系では、CartItemAllocatorクラスによってカートの分割を制御していて、このクラスをカスタマイズすることで、同時注文を制御することが可能。デフォルトでは、SaleTypeCartAllocatorクラスという販売種別によってカートを分割するクラスが存在しています。このクラスをカスタマイズすると、販売種別が異なる商品も同時にカートに入れ、同時に決済を行うことも可能です。

2. 販売種別を変更する方法

販売種別の設定は、管理画面の「システム設定>マスタデータ管理」から追加や編集を行うことが可能です。

また、商品に対しての販売種別の設定は、商品規格の設定により異なります。商品規格を設定していない(1商品 = 1商品規格)の場合は商品名のすぐ下に、商品規格を設定している(1商品 = n商品規格)の場合は商品規格登録の画面に、販売種別の設定箇所が表示されます。

商品規格を設定していない(1商品 = 1商品規格)の場合 商品規格を設定している(1商品 = n商品規格)の場合

3. 販売種別が利用される事例

3-1. 商品によって発送元と送料が異なるケース

商品によって発送元(都道府県)が異なり、送料が大きく変動してしまう場合、販売種別を使って配送方法を分けることで、適切な送料設定を行うことが可能です。

<設定例>

  1. 発送元ごとの配送方法(宅配便[東京発]、宅配便[北海道発])を登録
  2. 「システム設定>マスタデータ管理」から販売種別(mtb_sale_type)を編集
  3. 商品規格ごとに、適切な販売種別を設定する
商品 東京土産 北海道ジンギスカン
販売種別 東京発送 北海道発送
配送方法 宅配便[東京発] 宅配便[北海道発]
大阪への配送 800円 1,300円

(参考:商品ごとに配送元・送料を設定したい – よくあるご質問

3-2. 配送方法によって、配送までの日数や送料が異なるケース

通常配送・冷凍便・メール便など、お客様への配送タイミングや送料が大きく異なるケースでも、販売種別を使った配送方法の切り分けが効果的です。配送方法が異なる商品を同時注文されると、ECシステムによっては、出荷処理の段階でわざわざ受注を分ける必要が出ることがありますが、事前に同時注文を避けることで、オペレーション側の負担を軽減することにも繋がります

4.まとめ

EC-CUBEの販売種別を利用することで、同時に注文できる商品を制限して、配送方法を切り分けたり受注データの制御が可能になります。

通販サイトの売上が伸びる過程で、商品数が増えたり、受発注が複雑になるケースも多いですが、EC-CUBEでは今回紹介した機能などを活用したり、カスタマイズを行うことで効率的なオペレーションを実現できる可能性があります。ぜひ参考にしてみてください。

https://cajiya.co.jp/column/6827

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