パンのメーカーが直販ECを立ち上げるメリットとデメリットを解説

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BtoBでパンの製造を行っているメーカーさんや複数店舗で運営しているパン屋さんで、直販ECを検討されている方向けに、メリット・デメリットや他社事例、直販ECのリリースまでに必要なステップについてご紹介します。(ECとは通販サイトのこと)

1. パンのメーカーがネット通販やECサイトを立ち上げるメリット・デメリット

1-1. メリット

BtoBでパンの製造を行っているメーカーさんと複数店舗で運営しているパン屋さんで、メリットとなるポイントが異なりますが、先に共通するポイントを紹介します。

直販ECの立ち上げによる共通のメリットは、今まで接点の無かった商圏外の方がお客様になってくれること、そしてWebコンテンツの充実とともに、既存のお客様とのインターネットを通した接点が増やすことができる点です。

メリット:BtoBでパンの製造をされているメーカーさんの場合

  • 生産のラインが確立しているため、急な受注にもそれなりに柔軟に対応しやすい
  • 工場からの直送が可能なため、配送までのコストが安く品質も安定しやすい
  • 過去の生産数が多い分、売れる商品の予測を立てやすい傾向がある

メリット:数店舗を複数店舗で運営しているパン屋の場合

  • 直販ECによる認知向上に合わせて、副次的に実店舗の認知拡大によるSEO・MEO効果が見込める
  • 実店舗のロイヤルカスタマー向けの特典など、既存のお客様と絡めたオムニチャネル施策を実施しやすい

1-2. デメリットや課題

共通するデメリットや課題という点でいうと、既にお店や商品にファンが付いていないと、直販ECで商品を認知して販売するまでは0からスタートするのと同等の努力が必要になります。

デメリットや課題:BtoBでパンの製造をされているメーカーさんの場合

  • toBがメインで、商品に対してのファンがいない。もしくはOEM・ODMで直販で販売できる商品がないとかなり厳しい
  • 認知されているブランドが無いと、実質集客は0からのスタートになってしまう

デメリットや課題:数店舗を複数店舗で運営しているパン屋の場合

  • 冷蔵倉庫を確保しないと数量を増やすことが難しく、EC側に寄せてしまうと店舗に来てくれるお客様への販売分が減ってしまう
  • スタッフが各店舗に分散しているので、ECの運営が兼業になってしまい更新が疎かになりやすい

2. パンメーカーの直販サイトの事例

【楽天】ヤマザキプラザ

楽天市場内で出店されています。人気商品のランチパックやゴールドソフト最高級食パンは常温ですが、焼き立てベーカリーなど工場直送のパンは一部クール便での発送となっているようです。

Pascoのオンラインショップ

冷凍パンL’Oven(ル・オーブン)とロングライフブレッドとで共通のECシステムのようですが、別サイトのように運営されていて、それぞれのブランドの世界観を活かした通販サイトになっています。パンは基本的に冷凍での配送となっています。

また、おうちパン職人シリーズとして、自宅でパンを作れるセットを常温配送で販売されているのも注目です。

pascoshop

(出典元:Pascoのオンラインショップ

HIYORI BROT

店舗を持たない「HIYORI BROT」。1年以上も予約待ちで今は通販サイトからの注文を停止されているパン屋さんです。Facebookを拝見するに、ファンの方々とのコミュニケーションをとても大事にされていて、ご自身の作りたいパンを作るという思いと、それに共感してくれるファンの方々とのつながりがしっかりとできています。

HIYORI-BROT(出典元:HIYORI BROT

最高級パン専門店 recette(ルセット)

常に即完売の反響店。発送は常温になっているが、これも即日で作って発送できるだけのお客様がついているから実現できるのだと思われる。冷凍してしまうとパンの美味しさが少し落ちてしまうという意見も、作り手側ではよく出ている話なのですが、それをクリアされていて素晴らしい。

recette

(出典元:最高級パン専門店 recette(ルセット)

卵・乳アレルギー対応パンのtonton

お客様に合わせて、商品をどんどんと変えてリピーター獲得。卵不使用のヴィーガン向けのパンや低糖質のパンなど、お客様の声に合わせた広いレパートリーが魅力のお店。

tonton

(出典元:卵・乳アレルギー対応パンのtonton

3. パン屋やメーカーがオンラインストアを開設するには?

パン屋を開くために「食品衛生責任者」「菓子製造許可」「保健所の営業許可」が必要で、ネットでの販売で冷凍発送するなら、「食品の冷凍又は冷蔵業」が必要となります。

通販サイトの制作なら、小さな店舗でしたらSTORESやBASEでも十分で、Shopifyなど最近は選択肢が増えてきているので、信頼のできるウェブの通販に精通した制作会社様にご相談いただければと思います。

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